私たちが生きているときにこそなくてはならない大切なもの
お仏壇は、お浄土のすがたを表そうとするものです。
そこは仏様の世界です。
限りない智慧と慈悲の仏さまに御念仏を通して遇うことの出来る場所、それが仏壇であって、御本尊を安置し、丁重にご荘厳し、ナモアミダブツを申し上げるこによって、ご安心の中心となり、私達の精神生活の拠り所となるものです。仏壇を亡くなった人をまつる場所と考えたり、先祖の霊が宿っている所と思い違いしてはいけません。お仏壇は、わたしたちが生きている時にこそなくてはならない大切なものです。
本来はお仏壇と呼ばず「お内仏」と称します。
仏像、絵像軸が置かれている壇ではなく我が家の大切な仏さまということです。
私たちが元気な時こそ、お仏壇を安置して心をこめてお給仕するのが本義です。